虫歯治療
日本人が歯を失う原因の第二位が「虫歯治療」です。
虫歯治療は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。痛みなどの自覚症状を感じる頃には、歯の神経を取ったり、抜歯したりする治療が必要になることがあります。また、一度虫歯治療になると、同じところに虫歯治療ができやすくなります。
将来にわたって自分の歯を使い続けるためには、予防と早期発見・早期治療がとても重要です。
定期的に歯科医院での検診、メンテナンスを受けましょう。
すぎうら式虫歯治療治療
虫歯治療治療
検診では、最新の検査機器を用いて“隠れ虫歯治療”を調べます。お口の中をモニターで見ていただきながら、患者様のお口の中の状況や、その日の治療について丁寧に説明します。
なるべく削らない、神経を取らない、抜かない治療を心がけています。
歯科検診
肉眼では判断がつかない“隠れ虫歯治療”も発見できる、最新のレーザー検査機器「ダイアグノデント」を用います。
ダイアグノデント
最新の虫歯治療検査機器です。歯にレーザー光線を照射して、跳ね返って来た光を解析して、虫歯治療の有無やその深さを判定します。放射線被ばくがないうえに、正確な虫歯治療の診断が可能です。
MI (Minimal Intervention)
「なるべく削らない、神経を取らない、抜かない」最小限の侵襲を目指しています。
痛みの少ない電動麻酔
虫歯治療治療で用いる一般的な麻酔は、麻酔薬が冷たく、針が太く、人の手で行うために痛みが強いです。
当院では、人の体温に近い37℃の麻酔薬を使用し、細い針の電動麻酔を使用します。痛みを最小限にすることを考慮した麻酔です。
お口の中を見える化した丁寧な説明
歯科医師が口腔内カメラとモニターを使用して、目に見える形で「今日、何をどうしたか」を説明しています。アニメーションソフトで歯の削り方もご覧いただけます。
審美面も考慮した治療
詰め物や被せ物では、セラミック治療(陶器製)を取り入れています。
歯の透明感や白さを再現、維持することが可能です。
虫歯治療歯の進み方と治療
虫歯治療は細菌による感染症です。
「C1」や「CO」などは、虫歯治療の進行度を表す言葉で、「C」はCaries (虫歯治療)の頭文字です。
CO
虫歯治療のはじまりです。「O」はObservation (要観察)の頭文字です。
歯の表面のエナメル質が一時的に溶けて白く濁っている状態です。
痛みやしみる感覚はまだありません。
この段階でしっかりお手入れすれば、歯は再石灰化し、自然に治る可能性があります。
治療
プラーク(歯垢)を丁寧に取り除き、フッ素塗布やシーラント処置をします。
C1
COが進行し、エナメル質に小さな穴が開いた状態です。歯の表面が白く濁ったり黒く見えたりすることもあります。
痛みやしみる感覚といった自覚症状はほとんどありません。
治療
穴を樹脂でふさぐなど、最小限の治療で済ませることができます。
この段階で治療をすれば、痛みもなく終わります。
C2
虫歯治療がエナメル質を突き破って、象牙質まで達している状態です。
時々冷たい水がしみたり、甘いものを食べたときにと痛みが出たりすることがあります。
象牙質は軟らかいため、放置すると虫歯治療が大きく広がる恐れがあります。
治療
虫歯治療の部分を削った後に、型取りをして、詰め物や被せ物をします。
この時点で治療をすれば、神経を取らなくて済むことが多いです。
C3
虫歯治療が進行して、歯髄(歯の神経)にまで達した状態です。
激しく痛むことがあります。冷たいものだけでなく、温かいものでもしみることがあります。
治療
歯を大きく削って神経を取り除き、神経が入っていた根幹をきれいにしてお薬を詰めます。その後、型取りした被せ物をします。
C4
虫歯治療の末期状態で、神経が溶けて歯の根っこだけが残っている状態です。歯茎から出ている部分は虫歯治療によって失われています。
歯茎が大きく腫れ、炎症もひどくなり、口臭も気になります。
我慢できないくらい痛いですが、神経が死んでしまっていると、痛みを感じないこともあります。
治療
神経の治療ができる場合もありますが、多くの場合は歯を抜くことになります。