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ドライマウス・口臭

ドライマウス

ドライマウス(口腔乾燥症)とは、主に唾液の分泌量が減ることで、お口の中が乾燥状態になることです。
お口の中が乾燥すると、食べ物が飲み込みにくい、会話がしにくいといった症状や、口内炎・口角炎・口臭・舌が痛むなどの症状が現れます。
唾液には、細菌の繁殖を抑え、お口の中を綺麗にする抗菌作用があります。その唾液が減ると、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

ドライマウス チェックリスト

1つでも当てはまる方は、ドライマウスかもしれません。

  • 口の中が乾く
  • 口の中がネバネバする
  • 口の中がヒリヒリと痛い
  • 乾いた食品が食べにくい
  • 味覚がおかしい
  • しゃべりにくい
  • 口臭がある
  • 虫歯、歯周病になりやすい
  • 口内炎ができやすい
  • 舌や唇がひび割れる
  • 夜間に起きて水を飲む
  • 入れ歯(義歯)で傷つきやすい

ドライマウスの主な原因

加齢

高齢になると、生理現象で唾液の分泌量が減ります。

病気の症状や合併症

糖尿病や腎不全の方は、合併症としてドライマウスの症状が現れますし、膠原病の一種であるシェーグレン症候群は、唾液の分泌障害を伴います。

お薬の副作用 (薬剤性ドライマウス)

降圧剤や抗アレルギー剤、咳止めなどの副作用でお口が渇き、ドライマウスになることがあります。
700種類以上の薬剤に、唾液の分泌を抑える副作用があるといわれています。

その他

ストレスや喫煙、更年期障害なども唾液の分泌量を減少させます。

唾液の作用

お口の中は、通常は中性に保たれていますが、虫歯の原因菌が、食品中の糖分や炭水化物を栄養にして酸をつくり出すと、酸性に傾きます。この状態が長く続くと、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンが溶けだし、虫歯に発展します。
ところで、歯の成分である、カルシウムとリンは、唾液にも含まれています。唾液の分泌が正常であれば、食後しばらくすると、唾液によってお口の中の酸が中和され、唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に付着して、溶けたエナメル質は修復されます。

すぎうら式ドライマウス治療

ドライマウスの検査

歯科医師が、患者様のお口の中の唾液量が多いか少ないかを調べます。
特に、糖尿病やシェーグレン症候群の方はお口の中が乾きやすいので、定期的にチェックしましょう。

お口の中の状態を数値化

検査では「ムーカス」という装置を用いて、お口の中の乾燥状態を調べます。

ムーカス

体温計のような器械を2秒間舌の粘膜に当てるだけで、口腔粘膜の湿潤・乾燥度合が数値で表示されます。

ドライマウスの治療

当院にはドライマウス認定医がおりますので、より専門的な治療が可能です。

治療

ドライマウスに対しては、保湿剤でお口を潤すほか、洗口剤で口腔内を清潔にし、口臭や不快感を取り除く対症療法を行います。保湿剤は、スプレータイプや乳液タイプ、ジェルタイプなどがあり、症状に合わせて使い分けます。

薬剤性ドライマウス

お薬の副作用が原因のドライマウスは、ご自身の唾液腺の機能自体は維持されているため、お薬の変更や服薬中止ができれば、回復する可能性があります。
しかし、病気の治療のためにそれが難しい場合は、お薬の服用を続けながら、歯科医院でのドライマウスの治療を並行します。
自己判断で服薬を中断せず、処方された主治医や歯科医師に相談してみましょう。

唾液腺マッサージ

歯科衛生士が唾液の分泌を促すための唾液腺マッサージを指導します。

口腔機能訓練

口腔機能の低下で唾液量が減っている場合は、言語聴覚士による口腔機能訓練が効果的です。舌や口を動かすトレーニングを指導します。

糖尿病患者様の医科・歯科連携

糖尿病患者様はドライマウスの症状が出やすいです。
当院では、糖尿病患者手帳で、医師と歯科医師が連携を取って治療します。

ドライマウスの予防

緊張すると喉が渇くように、ストレスは唾液量に影響を与えます。日頃の生活習慣を見直してみましょう。
歯科衛生士がご自宅でのセルフケアもアドバイスさせていただきます。

ドライマウスの予防法
  • ストレスをためない
  • 食事のときによく噛む
  • 酸味のある食べ物で、口の中を刺激する
  • こまめに水分補給する
  • アルコールの摂り過ぎに注意する
  • 禁煙する
  • 保湿剤配合のガムを噛む
唾液腺マッサージ

耳の下や顎の舌を手で刺激し、唾液の分泌を促進しましょう。

口臭

ニンニクやニラを食べたわけではないのに、お口が臭うといった口臭の原因の多くは、お口の中の状態にあります。

口臭の主な原因

歯周病

歯周病菌がお口の中で繁殖してできた膿が、臭いの原因になります。

虫歯

虫歯でできた穴に、食べかすが入り込んで腐敗したり、過去に治療した虫歯が再発して詰め物の内側で細菌が繁殖していたりすると、臭いの原因になります。

歯垢

歯垢がたまっていると、臭いの原因になります。

舌苔

舌に付着した汚れが臭いの原因になります。

ドライマウス

唾液の分泌量が少ないと、口臭が強くなります。

その他

逆流性食道炎などの消化器疾患や、耳鼻咽喉科疾患、呼吸器疾患、糖尿病などでも口臭がすることがあります。
口臭が気になる方は、まず歯科医に相談し、そこで原因がなければ全身疾患を疑いましょう。

すぎうら式口臭治療

口臭の検査

歯科医師が、口臭の原因となる虫歯や歯周病、舌苔の有無や、ドライマウスの症状、唾液の状態、口臭の程度を調べます。

口腔内検診

口臭の原因となる虫歯や歯周病の有無とそのリスクを調べます。

<唾液の状態を数値化>

専門の装置「SMT」で口腔内の唾液の量や湿潤度、虫歯菌の量や種類、アンモニアの量などを計測します。お口が臭っているかどうかを数値で判断することができます。

SMT

一度の検査で6項目を測定でき、わずか5分で検査が完了します

口臭の治療

検査により口臭の原因がわかれば、それに対する治療やケアを行います。

治療

虫歯や歯周病が原因の場合は、その治療を行います。
虫歯や歯周病でない場合は、保湿剤でお口を潤すほか、洗口剤で口腔内を清潔にして、口臭や不快感を取り除きます。保湿剤は、スプレータイプや乳液タイプ、ジェルタイプなどがあり、症状に合わせて使い分けます。

舌ブラシによるケア

舌の汚れが口臭の原因になることもあります。
当院では、富山県内の10の介護施設で誤嚥性肺炎ゼロの実績を持つ、口腔ケア専門家チーム「TeethAi」推奨の“シリコン製舌ブラシ”を使用して、歯科衛生士が専門的な口腔ケアを行います。
舌の奥の汚れまで取れるブラシです。

唾液の分泌量促進

唾液の分泌が低下している人には、分泌を促進するためのケアを指導します。

唾液腺マッサージ

歯科衛生士が唾液の分泌を促すための唾液腺マッサージを指導します。

口腔機能訓練

口腔機能の低下で唾液量が減っている場合は、言語聴覚士による口腔機能訓練が効果的です。舌や口を動かすトレーニングを指導します。

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